【遺産分割協議書の作り方】 基本編 ~墨田区で長年相続手続きをしている司法書士がご説明します~
こんにちは
今回は、「遺産分割協議書の作り方」について、お話し致します。
まずは遺産分割協議書の基本的な作成例をご覧ください。
遺産分割協議書の作成例です
遺産分割協議書(例)
遺産分割協議書
共同相続人である私達は、次の相続について、下記のとおり遺産分割の協議をした。
被相続人の最後の本籍 東京都A区B町一丁目1番地1
最後の住所 東京都C区D町二丁目2番2号
氏名 甲野 太郎
相続開始の日 令和3年3月3日 ※1
記
1.相続財産中、次の不動産については、乙野 花子 が相続する
※2
所 在 C区D町二丁目 ※3
地 番 10番10
地 目 宅地
地 積 56.78平方メートル
所 在 C区D町二丁目10番地10
家屋番号 10番11の1
種 類 居宅
構 造 木造瓦葺2階建
床 面 積 1階 34.56平方メートル
2階 33.33平方メートル
以上
以上の協議を証するため、この協議書を作成し、各自署名押印する。
令和 年 月 日
住 所 ※4
氏 名 実印※5
住 所
氏 名 実印
※1 被相続人(亡くなった方)を特定する事項を記載します。本籍・住所・氏名・生年月日・相続開始日(死亡日)など
※2 誰が何を相続するのかを記載します。
※3 不動産の表記は、法務局発行の登記事項証明書などを参考に記載します。所在、地番、家屋番号の記載で物件を特定します。
※4 住所、氏名は、印鑑証明書に記載されているとおりに記入します。
※5 実印で押印します。印鑑証明書も添付します。
要点
以上のように、個々の財産を各相続人の単独所有にする協議を「遺産分割協議」といいます。
(場合によっては、個々の財産を特定の相続人で共有することもあります)
その「遺産分割協議」を証明する書類が、遺産分割協議書です。
〇被相続人(亡くなった人)を特定し
〇遺産の内容を記載し
〇誰が何を取得するのかを記載し
〇署名と実印での押印と
〇印鑑証明書を添付する
ことが基本的な作成方法です。
今回は基本的なパターンについてご説明しました。
次回以降、もう少し細かい点についてご説明します。
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